洋彫りコース

彫金に用いられる洋彫りは様々なタイプの作品に装飾を施し、より美しく仕上げるための技法です。
洋彫りとは機械の助けを借りず、たがねを用いた手作業で素材を削りだしていく伝統的技法で、平面または曲面上に予めトレースしたデザインに沿って行われます。
このタイプの洋彫りはモノグラム、紋章、封蝋だけでなく、様々なメダル用の鋼鉄製鋳型の製作にも用いられます。また、エナメル、クロワゾネ、シャンルベを施す下準備としても洋彫りは用いられます。
洋彫りは方法、形状、素材ごとにそれぞれに合わせた技術のバリエーションがあります。また紙に文字やデザインを印刷する伝統的「プレス印刷」用のステロ版を銅板上等に作成するためにも使われます。書物以外にもモノグラム、紋章、例えば銀細工等にも用いられます。

フィレンツェ風の洋彫りを施された指輪

フィレンツェスタイル 洋彫りコース

職人による芸術作品を語る時、それはフィレンツェ、そして才能、入念な手作業、天賦の才、際立った想像力、そして言うまでもなくその技術を抜きには語れません。 これら全ての要素は芸術的、そして唯一無二の彫金作品を生み出す上でどれも必要不可欠なものです。
洋彫りはその一つの例と言えます。必要最低限の工具(たがねやその他の"鉄器")だけを使い、人の手のみで金属を削りだして彫金やジュエリーのいかなるパーツも作り上げ、ベルベット、絹、ダマスク織のような効果、または刺繍、レース調の飾り細工、縁取りまたは無数の花模様のモチーフ等を駆使して世界に二つとない作品に仕上げます。
これこそが「フィレンツェスタイル」であり、その名声の由縁でもあります。
彫金師の装飾技術を習得する過程は以下の通りで、デザイン、工具の準備、たがねの使い方、実習、モデリングのための小型銅版画、クロワゾネやシャンルベといったエナメル加工、紋章や印章の判用逆さ彫り、そして仕上げ、となっています。

洋彫り技術を施された指輪

2024 年 料金表

期間 時間数 週間 価格
3ヶ月 96 12 € 1800
コースカレンダー
申し込み
洋彫り技術を施されたブローチ

洋彫りを施されたジュエリー