ジュエリーデザインと製図コース
デザインコースはプロのジュエリーデザイナーや彫金製作全般に必要なグラフィック能力を身に付けることを目的としています。これらの能力を習得することは創造性を伸ばし、適切なプランニング初期設定をするのに不可欠であると考えます。 プロレベルのデザイン力は、フリーランス、またはジュエリー会社所属、とデザイナーとしての自立へとつながります。
コースではフリーハンドでのスケッチからイメージ図、三面図まで、またデザインテクニックから複合的イラストレーションテクニックまで、明快で分かりやすいグラフィックス表現を学びます。
ジュエリーデザインコースは32時間単位で構成され、4時間のレッスンが週2回行われます。
扱う内容の難解性から、学習成果をより確実なものとするために必要と考えられる勉強や実習を学校のレッスン時間外にも行います。
ジュエリーデザインのベーシックコースはデザイン経験が少ない人や全くない人で、フリーハンドデザインの基礎を学びたい人、彫金で使われる表現技法に挑戦したい人を対象としています。
このコースの目的は、学生がジュエリーの大まかななアイデアを最初に鉛筆でスケッチし、次にテクニカルデザイン、いわゆる正射影法(モンジ法)と軸測投影法で形や大きさを問わずジュエリーを正確に表現できるようにトレーニングすることです。
このコースでは実現性と付け心地を分析することができる精巧な図を用いたデザインをし、それを基に熟考されたテクニカルチャートを作成することを最終目的としています。
ジュエリーデザイン上級コースは既に基本の器具の使い方や基本技術を習得している人が対象です。
このコースはジュエリー各パーツを表現する基本のデザインテクニックを身に付けていることが前提となります。
コースでは彫金作品の各パーツ一つ一つや、ジュエリー製作一連のプランニングに関する問題分析を学ぶことを目標としています。
最終的に生徒さんに求められるものは、アイデア、素材、装飾技術が明確に伝わる、ネックレス、ブレスレット、指輪、ブローチ、イヤリングを合わせたアンサンブルのデザインです。
コースの主なテーマは次のとおりです
- ジュエリーのデザイン:種類と特徴
- ジュエリーの各パーツ
- 留め具、丁番、石座、ジョイントシステムおよびメカニズムの研究
- 作りかけの作品
- 組み立ておよびジョイントシステムの研究
- 石留めテクニック
- ネックレス、ブレスレット、指輪、ブローチ、そしてイヤリング(ピアス)のセットデザイン
- 鉛筆と水彩絵の具を使用した最終的なデザイン画の完成