彫金マエストロのイニャーチオ・ビクター・エリザーリ
1994年、ブエノスアイレスで建築科卒業、彼が情熱を注ぐ絵画に触れるため、イタリアへ渡る。
フィレンツェ到着後、「Charles Cecilスタジオ」で1年間 美術を学ぶ。その間、芸術家や彫金職人たちと知り合い、彼らの工房に出入りするようになる。職人たちの完璧な技に強く興味を覚えるようになり、トスカーナ州開催のキャスティング、ロストワックス、エナメルのプロフェッショナルコースに通い始める。そこで師匠である カルロ・ペステッリーニ氏から特に石留め技術を学ぶ。1998年コース終了後、彫金職人とコラボレーションを始め、ワックスモデルや粘土モデルの製作に従事する。フィレンツェのいくつかの学校でもワックス、エナメルの講師として呼ばれるようになり、2001年からメタッロノービレで全コースのコーディネータ兼、彫金、ワックス、エナメルマエストロを務める。
また、エジプト産業省の出資で「Azza Fahamy Jewellery」社や「金属、ジュエリー技術協会」とのコラボレーションによるノウハウとイノベーション技術を伝えるプロジェクトにも参加している。
2009年、メタッロノービレとは別に、フィレンツェ県の実験的カタログで推奨され、トスカーナ州が出資した「彫金師の仕事: デザインと洋彫り、フィレンツェスタイル透かし彫りでの手作業による作品の実現」と名付けられたコースも行う。
絵画を愛し余暇の多くを描くことに費やし、アルゼンチンタンゴを自ら踊るだけでなく教えてもいる。