彫金マエストロのリッカルド・マッツァンティーニ

リカルドは彫金アート学校での学習経験はないものの、彫金やその技術に対する情熱はかなり早い時期から芽生え、60年代のフィレンツェでは職人技術を学ぶ唯一の方法であった「工房への弟子入り」に習い巨匠に師事する。
この経験を経て、フィレンツェでも大変重要な企業である「Franco Ricci」社、「eghini Valsodo銀製品」社等で工房長まで務める。
1960年、自身のジュエリー工房を開き本格的に洋彫りと石留めに取り組む。それと並行して同年「Buccellati Watches SA」社とコラボレーションを開始し、毎月スイス本社で講師とコンサルタントを担当する。
他校での講師を経験後、2008年からベテラン講師としてメタッロノービレに勤める。また、エジプト産業省の出資で「Azza Fahamy Jewellery」社や「金属、ジュエリー技術協会」とのコラボレーションによるノウハウとイノベーション技術を伝えるプロジェクトに参加している。
2009年、メタッロノービレとは別に、フィレンツェ県の実験的カタログで推奨され、トスカーナ州が出資した「彫金師の仕事: デザインと洋彫り、フィレンツェスタイル透かし彫りでの手作業による作品の実現」と名付けられたコースも行う。
音楽、旅行、絵画を愛し、彼自身でも絵を描いている。

ジュエリー制作講師のリッカルド・マッツァンティーニ
リカルド・マッツァンティーニ